老子の翻訳(第60章)『治大国若烹小鮮』
2017.07.06
先日渋谷店でれPOSレジ導入の研修会がありました。今年で29年になる渋谷店にとってご注文をデジタル(ハンディ)に移行するというのは結構なチャレンジです。目的は仕事を円滑化よることによりお客様の満足度を向上するためです。
正社員とアルバイトさんで使い方研修をしている間、私はカウンター奥にあるこの言葉を読んでいました。
『治大国若烹小鮮:老子の翻訳(第60章)』です。先代吉之助が好きな言葉でした。2代目次郎も良くこの言葉の話をしていました。
(読み方)『大国を治むるは小鮮(しょうせん)を烹(に)るが若し』老子の翻訳、第六十章。(現代語訳)大きな国を治める時は、小魚を煮る様に無闇にかき回さずじっとしたほうが良い。
先代吉之助は「国を治めることと小魚を煮ることは突きつめれば共通点があるのですよ。それだけ『食』に携わる職人の仕事は崇高なのですよ」ということを、仲間達に伝えたかったのだと思います。私もこの先代の教えと初心を忘れずに精進して参ります。