かつ吉各店の店内に飾られている書や骨董、歴史、かつての仲間をご紹介していきます。
村松梢風氏の書「古書可読 古酒可飲 旧友可親」
(読み方)古書読むべし。古酒飲むべし。旧友相親しむべし
先代(吉田吉之助)が村松梢風(むらまつしょうふう)さんから頂いた書を彫った物。渋谷店と日比谷店と日本橋高島屋店に飾っております。※日比谷店に飾っているものはかつて「日本橋かつ吉」に飾ってあったのを閉店時に譲り受け、修復したものです。
新しい物(流行り)ばかりを好むのではなく、長く読み続けられている古い書物を読むことは大事だよ。長く醸造された古いお酒を飲んでみなさい、美味しいから。昔からの友達と親しくしなさい(大切にしないさい)という教え。
※日本では新酒が好まれることが多いですが、世界(特に中国)では生まれた時に仕込んだお酒を、成人する時や結婚する時に飲み、それが最高に美味しいようです(老酒など)。
作家・村松梢風(むらまつ しょうふう)の楷書。1889年(明治22年)- 1961年(昭和36年)日本の小説家。作家「村松友視」の祖父。